築地を歩いていたら日本の印刷の源泉を見つけました

印刷発祥の碑

弊社は今年7月、神田神保町から築地に移転を致しました。
築地という場所柄、近くにはお寿司屋さんをはじめ、多くの飲食店があります。先日、美味いものを求めて店を探していたところオフィスビルの谷間に何かの記念碑を見つけました。

近くで見ると「活字発祥の碑」と記されていました。明治時代、平野富二が後の東京築地活版製造所となる長崎新塾出張活版製造所を興した場所で、日本の印刷文化の源泉となった功績を称え、昭和46年に建立されたそうです。ネットで調べてみると50年前、この碑の文字レイアウトを弊社の創業社長の大谷四郎が関わった記録があり、この地に何かの縁を感じる出来事でした。
活版印刷は今ではオフセット印刷にその地位を奪われましたが、写植、DTPが普及する以前は印刷の主流でした。活字は活版印刷に使われる凸型の字型で活版印刷の衰退により活字も使われなくなりました。
それでも活版印刷の独特な風合いを好む人は少なくありません。
最近はデジタルデータから凸版を作れるようになりイラストやロゴも活版で印刷できるようになり表現の幅が拡がりました。
手作り感があり、あたたかみのある仕上がりは名刺などに適していると思います。
一度試してみては如何でしょうか?